皆様こんにちは。
まだまだ暑い日が続きますが
いかがお過ごしでしょうか?
賃金等報告、算定、年度更新…猫の手も借りたいくらいの時期を乗り越え
ようやく余裕(←ちょびっとだけ、ですが)ができたので
久々に産業保健総合支援センターのセミナーに参加してきました。
さて、
われわれ人間が働く場所のことを「作業場」だとか「職場」だとか言いますが
会社は、働く皆さんがその職場で快適に業務を遂行できるよう環境形成をする必要があります。
そこにはハード面とソフト面の両面があり、
両方整ってこそはじめて意味の成すものになるわけですが、
いわゆるハード面というのは、物理的環境面、
すなわち職場の照度や温度、湿度の設定や
休憩室や洗面所・更衣室の設定など設備面がこれにあたります。
もう一つのソフト面は非常に多岐にわたりますが
例えば、職場の雰囲気、同僚や上司などとの人間関係、
作業の進め方、管理方法、長時間労働
などなど、仕事のやりがいにつながる部分といってよいでしょう。
今回はいわゆるハード視点で「香りと心の健康」、ソフト視点で「メンタルヘルス対策へのヒント」
と2日にわたってセミナーに参加してきました。
こういった職場環境の改善や維持・向上といった部分を疎かにしますと
働き手が徐々にストレスを抱えこむことになり、
結果健康を害したり、本人はじめ周りのモチベーションの低下、
しいては会社の成長を阻害する要因になったりするわけです。
労働者の健康維持のため法律で義務付けられているものもありますが
自発的に職場環境改善に取り組んでいる企業に訪問したりしますと
社内の雰囲気もよく活気にあふれ、会社の業績も順調に伸びているなぁ、
と感じることがあります。
有給付与や長時間労働の是正、同一労働同一賃金など
今般の働き方改革法案の成立で、対応を迫られている企業が多いと思いますが
「快適な職場環境の形成」といった
今まさに目の前で起きている問題に目を向けて取り組んでいくことも
法律の解釈の云々するよりはわかりやすく、ありかな、と思います。
ではでは。