皆様、いかがお過ごしでしょうか?
福岡の朝はとても寒く
そろそろコートでもだそうかな、と考えている
今日この頃、です。
昨年の10月、のことですが、
全国労働基準関係団体連合会が開催する
「個別労働紛争解決研修『応用研修』」に参加しました。
労使紛争が生じたとき、
どういうところに着目して
そこからどのようにトラブルを解決していくのか
具体的事例をとおして学ばせて頂きました。
個々の事業所においてそういう労使紛争がなく
むしろ円満な関係であることが日頃から築けていることが非常に望ましいのですが、
この世は平穏な日々ばかりが続くものでもありません。
万が一に備えこうした訓練を通して紛争解決力を身に着けておくのは非常に大切、
というわけで
今年も
「個別労働紛争解決研修『応用研修』」に
参加させていただきました。
昨年は福岡での参加でしたが、
今年は東京。
飛行機に揺られ…
第1日目の研修は
「最近の労働立法・判例の動向」と「事例的研修①」
講師のご紹介は不要でしょう、
労働法の第1人者、菅野和夫先生。
この仕事をしているからには
一度でいいからお話を聞いてみたい人のひとり、
それが東京の会場をわざわざ選んだ理由です。
会場は中野サンプラザ研修室でした。
今回は特に「判例の動向」を重点的にお話いただいたのですが、
解釈とか、考え方とか、そこから広がる学説のお話だとか
実務とは違った角度(とは言えそこがベースですが)から聴く話は
やはり面白い。
大満足の1日目、でした。
2日目は「事例的研修」の続きと「個別労働紛争解決トレーニング」、
使用者側の弁護士、労働者側の弁護士が講師となって
それぞれ進めていただいたのですが
1日目よりもより実務的で
ものすごく勉強になります。
要件事実論のお話、
具体的な労使紛争の例を通して
法律上の問題点や、枠組み、組み立て方など、
今日の今日から役立つことばかり。
でもとっても難しいんですよね。
昨年よりも多少の知識や経験やを積んだせいか
よりクリアに頭に入ったのではないか、
と思っております。
ただ、やはりこういう勉強は
積み重ねですよね。
過去の判例や学術書・実務書を読むのはもとより
今こうして争われている裁判の結果や
改正されていく法律を追いかけていかなければならないので…
う~ん、大変…
ま、仕事ってそういうもんか(苦笑)
ではでは。