recitativo

こんにちは、城戸です。
先週は、東京でセミナーを受けてきました。
日本生産性本部主催の賃金教室セミナーです。
渋谷駅から徒歩10分ほどの生産性ビルが会場だったのですが、田舎者の私は改札を出た途端方向が分からなくなり、人波にふらふら~っと流されて歩いてたら方向が真逆だったというオチ。
出鼻をくじかれましたが、なんとか遅刻することなく会場に辿り着きましたよ。
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さて、今回のセミナーは元々5日間かけて学ぶ内容を2日間半にギュギュっと凝縮したものだとのことで、ハイペースで進む先生の話に必死で食らいつく感じになりました。

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人事制度には資格制度、賃金制度、評価制度、などがありますが、今回の講義はそのうち賃金制度の部分でした。
初日は人事制度の全体像を押さえ、その上で賃金制度をどう分析・設計していくのかというのが全体的な講義の流れ。
先生も仰っていましたが、賃金制度を導入したから会社が変わるというわけではなく、資格制度がなければ賃金制度も意味を持たず、資格制度によって明確になった基準に基づく評価制度により本人へのフィードバックを行なうことで初めて人事制度が機能します。
賃金部分だけに目が行きがちな会社も多いですが、ではその賃金の根拠はどこからきているのでしょうか。
なんとなく‥でしょうか、社長や上司の裁量‥でしょうか。
公明正大で、よほど部下を評価する能力に優れていなければなかなか難しいのではないかと思います。
そうでなければ、納得性の高い人事制度によって評価していかなければ、せっかくの人材も育たず、悪くすれば他社へと流れて行ってしまうのではないでしょうか。

これまでにも賃金制度に関する様々な研修やセミナーを受講したり、本を読んだりしましたが、職能資格制度を基準とする合わせ技の人事制度が日本の会社には合いやすいのかもしれないという認識でいます。
これは各制度の「いいとこ取り」とも言われていて、これまでの日本社会の歴史の中では一時期、成果主義や職務給制度なども注目されてきましたが、結局日本の企業には職能給制度が使いやすいという流れになり、ただ職能給制度だけではなく成果主義のいい部分や職務給制度のいい部分などを取り入れた上で、それぞれの会社に合わせた人事制度が適切なのではないか、というのがその考え方です。
また、以前読んだ本に、菊谷寛之著「決定版!シンプル賃金制度のつくり方」という本があり、一本の賃金表によるシンプルな役割給賃金について書かれています。
評価する側も評価される側も分かりやすく運用しやすいので、こういった「分かりやすさ」という良さを取り入れるのもベターだと思っています。

2日目は、賃金分析の仕方、基本給ピッチの出し方など、より具体的な作業に入っていきました。
社内格差がないかどうかなどの問題点把握と、今後どういう賃金制度で運用していきたいのかの方向性決定。
決定した賃金制度が、移行前の実際の賃金と大幅にズレが生じていないかどうかの確認と、ズレている場合の救済措置はどうするのか、などの対応。
後半は演習問題も出てきて、ペースも一段と早くなっていったように思います。

3日目になるとさらに具体的な演習問題へと進んでいきました。
賃金レンジは開差型にするのか、接続型にするのか、重複型にするのか。
個人的にはその会社に適合すればどれでもいいとは思うのですが、ただ一般職と管理職とは開差型が望ましいと思います。
管理職と一般職とで給与が逆転してしまったら意味がないからです。
また、生計費相当分と職能部分との配分、職能部分は年功型にするのか格差型にするのか、など基本給ピッチの設計。
そして新制度移行後の個人別賃金シミュレーション。
そして各賃金表の特性などなど。

近くの席の受講者と一緒になって演習に取り組んでいくスタイルも楽しいですし、全体を通しても、大変内容の濃い充実したセミナーだったと感じることができました。

セミナーの後は渋谷駅東口を出てすぐの居酒屋「えん」で、日本酒と料理を少々。
大変おいしくいただきました。
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お通しと、愛知の日本酒「醸し人九平治」
香りがよくて優しい甘みがあります。
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「湯葉のチーズとろり揚げ」
外はサクッ、中はとろ~り。
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お酒のあてにと書いてあったので頼んでみた「水茄子と新生姜のかち割」
新生姜とからしが効いてて、確かにお酒に合いますね。
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by office-quartette | 2017-06-12 17:43 | 仕事日記 | Comments(0)

福岡の社会保険労務士事務所カルテットのブログです。


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